2021.09.13
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新型コロナウイルスの影響を受けたことによる企業倒産が、2000件に到達した。
東京商工リサーチ(TSR)は31日、2020年2月からの累計が同日時点で2000件(負債1000万円未満、弁護士一任・準備中を含む)になったと発表した。
前半1000件までは約1年かかったのに対し、後半1000件は約7カ月で到達し、ペースが加速している。
飲食、建設、アパレルとコロナ禍の影響が大きい業種が上位を占める。
コロナ倒産は今年2月に1000件に達し、同月から7カ月連続で月100件を超えている。
4月と6月がともに165件で月別最多で、8月も137件と高水準が続く。
ペース加速の原因は、コロナ禍の長期化だ。感染拡大当初は、以前から経営が傾いていた企業が、感染拡大の“ダメ押し”で倒産したケースが多かったとみられる。
だが、度重なる緊急事態宣言などの人流抑制で、業績不振が長期化した企業が、事業継続を諦めるケースが最近は増えているという。
(中略)
今後は、資金繰り支援による過剰債務問題が懸念される。
休業中の企業が、再開を断念するケースも想定される。
TSRは今後の推移について「小規模事業者を中心に、しばらく高止まりするだろう」と見通す。
2021年9月3日Yahoo!ニュースより