2021.07.30
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65歳、平均年金受給額「月16万8000円」…これで生活できますか?
老後、どれくらいの年金がもらえるのか……
一般的な会社員であれば、一度は考えたことがある疑問でしょう。
ある程度シミュレーションすることはできますが、給付額は毎年変わるものなので、正確な額は分かりません。
この年金制度、預貯金のような「積立方式」ではなく、保険料をその時々の給付に充てる「賦課(ふか)方式」を採用。
インフレや給与水準の変化に対応しやすいというメリットがある一方で、現役世代と年金受給世代の比率が変わると、保険料負担の増加や年金削減の必要がでてくるというデメリットがあります。
厚生労働省の『2019(令和元)年財政検証結果レポート』を見ると、所得代替率(現役世代の手取り収入に対する年金給付水準の割合)は5割程度。
つまり将来的にその時の現役世代の手取りの半分くらいは年金がもらえそう、ということです。
国税庁『民間給与実態統計調査』によると、最新調査(2019年)の会社員の平均給与は436万4000円。
その半分となる218万円、月々すると17万8000円程度の年金を手にできる、という算段になります。
老後、毎月17万円程度でやりくりをする……。
現役世代の人たちは、そんな生活をイメージできるでしょうか。
「将来、年金だけで暮らしていけるか」といえば、「平均的な75歳以上の高齢者であれば暮らしていけそう」というのが一つの答え。
でも突発的な支出には対応できそうもないので、「現役世代なら計画的な資産形成は必須」というのが正解だといえそうです。
2021年7月28 Yahoo!ニュースより