2020.05.08
  不動産投資の市況   セミナー情報   不動産投資のノウハウ   リスクと事例
不動産投資初心者が注意すべき点3つ
初めて不動産投資をする人が注意すべき点は、主に3つあります。
○不動産投資で利益が出ると、確定申告が必要になる
サラリーマン・公務員・団体職員は、「給与所得者」なので、それぞれが所属する会社・組織が年末調整を行うことで所得税額が確定します。
一方で、個人の所得にはいくつか種類があり、不動産投資によって家賃収入を得るものは「不動産所得」に該当します。
必要経費がかさんで家賃収入を上回った場合、不動産所得はマイナス(赤字)になります。
つまり、確定申告時に給与所得と相殺することで、給与・賞与から源泉徴収されている所得税を後で取り返すことができるのです。
これにより、結果として年間収支がプラスになることがあります。
○プライベートな経費と区別する
必要経費の内容を見て、以下のような疑問が思い浮かぶ人もいるでしょう。
・不動産投資用に購入したパソコンは、他のことにも使うことがあるかも……。
・物件撮影のために購入したデジカメも、保有物件以外のモノを撮影することがあるかも……。
確かに、不動産収入を得るために購入したものには、プライベートでも使用できるものも含まるので、それをどこで線引きするかという問題があります。
この場合は、使用頻度に応じて個人・仕事用と分けることになります。
○減価償却費を理解する
上記の中で最も重要なのが、「減価償却費」です。
減価償却費を完全に理解するにはかなり時間がかかるため、さしあたって以下のポイントを押さえておきましょう。
1.減価償却費はキャッシュアウトを伴わない経費
2.減価償却費が発生するのは、建物部分についてのみ
3.建物は、さらに「躯体」と「設備」に分けられる
ZUU online 2020年5月4日より一部抜粋