2017.01.31

不動産投資に関心を持つ女性

  セミナー情報

不動産投資に関心のある20~30代の女性を対象にした調査によると、約7割がマイナス金利の導入を機に不動産投資に興味を示しており、投資目的の第1位は「老後の生活費のため」という現実的なものであることが分かりました。

このデータは2016年5月末、全国の不動産投資に関心のある20~39歳の女性600人を対象に、インターネットで調査した結果です(インヴァランス調べ)。

この調査結果から、20~30代女性の投資に対する意識と実情が垣間見えてきます。


■不動産投資に関心がある働く女子の収入と貯蓄

不動産に関心のある20~30代の働く女子の平均月収は約36万5,000円で、1ヵ月の貯蓄額は平均約6万5,000円、現在の平均貯蓄額は約548万円です。

ところが、彼女たちはそれで満足しているわけではなく、1ヵ月約12万5,000円の貯金をすることを理想としているのです。

貯蓄の理想と現実には2倍近いギャップがありますが、これを埋める手段として不動産投資に関心を持っていることが推測されます。

転職サイトDODAの2014年データによると、20代の働く女子の平均預金額は約249万円、30代では約603万円です。

一方、不動産投資に関心のある働く女子の平均預金額は20代で約325万円、30代になると約773万円になります。

不動産投資に関心がある女子が3割強も預貯金が多いというのは、それだけお金の運用が上手い証明だと言えるでしょう。



■マイナス金利導入を機に不動産投資にシフト

不動産投資に関心を持つ投資女子の71.5%が、マイナス金利導入を機に投資に興味を持ったと答えています。

投資の目的として54.5%が「老後の生活費のため」で、大半が不動産投資を将来への備えとしてとらえていることが分かります。

さらに、不動産投資に興味を持った理由のトップは「副収入を得たいから」で、56.2%となっています。

低金利が続く中、貯金だけでは老後の生活に不安があり、何らかの副収入が欲しいと考えていることが覗えます。

マイナス金利導入は老後を見据えた堅実な女性に危機感を与え、貯蓄から投資にシフトするキッカケになったと考えられます。

その結果、貯金を運用して副収入を得る手段として、不動産投資に興味を持つ女性が増えたと推察できます。



■不動産投資をしている女性は憧れ? チャレンジしてみたい憧れの投資

不動産投資をしている女性に対しては、「経済的に豊かで余裕がある」が52.8%、「知識や情報収集力があって賢い」が45.8%と、憧れとも取れるイメージを抱いているようです。

なぜ憧れるのかというと、「現在、不動産投資をしていますか?」という問いに対してイエスと答えたのはわずか10.3%で、9割近くは踏み出せずにいるからです。

不動産投資を行わない理由として、7割以上が資金と知識がないからと答えています。

このため、実行に移せる資金と知識を持っている女性に憧れを抱くのでしょう。

不動産投資を実行している女性は少ないものの、チャレンジしてみたい投資としては第1位になっています。

その理由は「長期的な投資ができる」が36.8%、「収益が安定している」が36.5%、「資産が手元に残る」が31.3%です。

この結果から、不動産投資の特徴であるミドルリスク、ミドルリターンに魅力を感じていることが見て取れ、いかにも女性らしい堅実さが垣間見えます。



■不動産投資には相談相手が必須

不動産投資を行っている女性の約8割が「相談相手がいた」と答えており、その相手として一番多かったのが両親で36.7%です。

次いで、パートナー(恋人または配偶者)が34.7%、会社の上司が22.4%という結果でした。

実務的な相談相手は不動産業者ですが、まず入り口で信頼できる身近な人間に相談するのは、不良業者に騙されないためにも賢明な方法です。

不動産投資に関心を持つ女性の多くは、老後を見据えた長期的なビジョンを持っているようです。

この調査結果から分かるのは、不動産投資に関心を持つのは自分の身の丈を客観視し、投資のツボを心得た運用上手な女性だといえるのではないでしょうか。

購入時に投下した資金に対し、得られる収入という二点についてのみご説明させて頂きましたが、不動産を持ち続け、賃料収入を得るという事は、物件を維持管理していかねばならないという二面性を有しており、それに伴い当然のことながら出費も生じます。

入居者が入れ替わった際に生じるクリーニング費用、物件の管理費用等々、様々な出費を想定し、利回りを計算しなければなりません。

NOI利回りとはつまり、実際に期待できる収入と想定される出費を落とし込んだ
限りなく実際の運用に近いシミュレーションのことを指します。

キャップ・レートという表現も使われます。


今回はそもそもの利回りという観点から
実際の運用収益に近いNOI利回りという考え方についてお話をさせて頂きました。

次回は今回の基礎知識を踏まえ、そもそもの不動産投資における収益性について深く掘り下げてお話をさせて頂ければと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

このページについて

シノケンハーモニーが運営する投資関連情報ページです。

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